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焼付塗装とは塗装被膜の樹脂に熱を加えて硬化させる塗装のことをいい、その温度は塗料の種類によって様々ですが、
約100℃から200℃の高温に熱せられた窯の中で、指定された時間焼き付ける必要があります。
必要な塗料ですが、焼付塗装を行う際に使用するものとして一般的に以下の種類の塗料が多く使用されています。
| メラミン樹脂塗料 | 焼付用塗料の中では比較的安価で平均的な性能を持ち合わせていることから多くの工業品の塗装 に使われています。ただし、アクリル樹脂塗料と比べると耐候性などの性能は少し劣ります。 |
| アクリル樹脂塗料 | メラミン樹脂塗料と比べると耐候性・耐薬性など性能の面で優れているので、ワンランク上の 焼付塗装を行いたい際に使用されます。ただし、メラミン樹脂塗料と比べ求められる焼付温度 が約140℃～180℃以上と高いため、それ相応の設備を有した施設にて塗装する必要があります。 |
上記以外にも、金属の塗装でいうと常乾用(自然乾燥用)の塗料なども利用されていますが、焼付塗装と比べ乾燥させるのに時間
が非常にかかり、現場の作業スペースを長い間使うことになるので、金属塗装では焼付が好まれています。
ただし、屋外で金属を塗装する際は焼付が不可能なので、自然乾燥用の合成樹脂塗料が使用されます。
仮に屋外での塗装で、速乾性を求める場合は2液製の硬化剤を使ったウレタン塗装などを行うことをお勧めします。
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